猫と共にあらんことを

人生を共にする猫たちをメモするブログ。May the cat be with you.

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ねねの四十九日

2012.09.26 (Wed)
今日はねねの四十九日。
この世とあの世の境目から、遂にあの世へ旅立って行く日。

でも、ねねの魂は、いつでもすぐそばにいるような気がする。
あの独特の歩き方でヒョコヒョコと歩き回っている気がするし、コロンコロンとお腹を見せている気がする。

虹の橋で一緒になったレオやパンチや先代シロに、

「あのおじさん、寂しがり屋だったから、いつでもそばにいてやりなよ」

と言われているんじゃないかな。

さみしいけど、さみしくない。
また、すぐにねねに会えるような気がするから。


びっくりまなこのねね
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ねね、旅立つまでの2週間

2012.09.26 (Wed)
ねねが死ぬ前の2週間の様子をメモ。思い出すのはつらいが、病気の記録として記しておく。

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●7月26日(木)
1週間前から出始めていた鼻水が、2日前から徐々に悪化。固まった鼻水が鼻に詰まり、顔を上にあげたままで呼吸が苦しそうなため、夜10時に夜間救急受診。

鼻腔に詰まっていた鼻水の固まりを除去してもらったら、呼吸はひとまず正常に。鼻孔の直下が鼻水のせいか赤くただれ。
心肺機能に問題はないので、鼻詰まりがなければ、呼吸は問題なさそう。ただし、鼻水を治さないと強制給餌もできないため、薬は減らしたかったが、やむなく抗生剤を追加。

帰宅後も呼吸は落ち着いていたが、強制給餌は中断。
足元がおぼつかず、歩くときに足が滑ってしまう。

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●7月27日(金)
鼻詰まりがひどくなり、息がしづらいためか、顔を上方向に上げたままでいる。
強制給餌を試すが、鼻が詰まって息がしづらいときに口にものを入れられると恐怖があるのか、ひどく嫌がる。口に入っても飲み込まず(飲み込めず?)吐き出してしまう。

強制給餌はa/d缶をドロドロにしたものをシリンジで。あるいはa/d缶そのままを小さく丸めたもの。

オシッコを寝ている姿勢のままでもしてしまうようになったので、おむつを着けてもらう。余分なエネルギーもないためか、おむつを全く嫌がらない。

既に栄養不足、体力低下も限界に思える。入院させて栄養を補助しつつ、鼻水を集中的に治療しないと先が見えないので、明日の入院の予約を入れる。

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●7月28日(土)
朝、鼻詰まりがなくなり呼吸が楽になったせいか、a/d缶を自力で勢い良く食い付くように食べ始め、食欲が出たかと期待する。が、食べた量は半さじのみ。
結局、ねねが自力でごはんを食べたのはこれが最後になった。

呼吸も楽そうで、表情もしっかりしてきたため、入院は見送ることにした。
病院で抗生剤のネブライジングだけしてもらう。
ネブライジングが効いたのか、鼻詰まりもなく、頭を上げていることもなく、久しぶりに楽そうに熟睡。

食事量は1日で計1.5さじ程度。

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●7月29日(日)
また鼻詰まり。強制給餌もひどく嫌がる。自力でも食べない。
強制給餌、皮下輸液、注射、投薬と嫌なことが重なり、我慢も限界になったのか、私や家内が近づくだけで逃げの体勢を取るようになってしまった。歩くのもおぼつかないので逃げることはできない。それでも、お腹を撫でるとひっくり返って、甘えてゴロゴロは言ってくれる。

強制給餌はさらに激しく嫌がるようになった。かたくなに口を閉じたまま。ごはんだけでなく、投薬でも口を開けない。
また、ごはんを差し出しただけで、オエッと吐き出すような動作をする。

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●7月30日(月)
鼻詰まりはあるが、眠っているときは鼻息の音がせず、呼吸はしやすそうで、ぐっすり眠れている。

暑いのにもかかわらず、冷房を点けていない二階に登ったり、ダンボールハウス、玄関の土間など、久しぶりに数カ所に移動する。しかし、足元はおぼつかず、足を滑らせることが多い。

皮下輸液の後に、オシッコで汚れていたお尻を拭いたら、鳴きながら嫌がった。投薬時も嫌がり、かたくなに口を開かない。
これらの嫌がることをまとめてやった後は、丸まって熟睡した。

熟睡できているので、呼吸を含めて体調は落ち着いてるかと思ったが、瞳孔が開き気味のよくない表情になることあり。

夜、お尻を拭いたときに興奮してしまったのか、開口呼吸で息が荒くなり、その後に嘔吐。毛繕いをしたときの毛と、茶色い胃液を少量。茶色いのは血かもしれない。ねねが吐いたのは初めて。

1時間で3回もオシッコした。飲水量は多くない。

食事量はa/d缶の流動食で60ml。

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●7月31日(火)
強制給餌、皮下輸液と嫌なことをされるのを嫌って、机の下の奥のほうで寝るようになってしまった。お気に入りの寝場所の机に連れていっても、その机の下に潜ってしまう。

強制給餌では、相変わらずかたくなに口を開こうとせず、なんとか流動食を口に入れても大部分を吐き出す。合計8mlほどしかあげられていない。
試しに大好きなカツオの刺身を差し出しても、見ただけで「ウエッ」と吐き出すようなしぐさ。「強制給餌=不快=吐き出す」の刷り込みができてしまったのか。

強制給餌はこれ以上無理なので、経管給餌(チューブ給餌)を考える。

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●8月1日(水)
経過観察の受診日。
主治医にチューブ給餌をしたいことを伝える。鼻水があるため鼻チューブは却下。手術時の負担が少ない食道チューブなら可能だろうとのこと。

ところが、血液検査の結果、電解質の値が異常に低い(ナトリウム:124mEq/L、カリウム:2.2mEq/L、クロール:87mEq/L)。意識がしっかりしているのが不思議なぐらい悪い値だと主治医が言う。
貧血で(21%)、白血球数も低い(3,800個/μl)で、さらに血小板数も少ない(8.1万/μl)。これらの値を見ても、手術のリスクはかなり高い。
血糖値は栄養を摂れていないせいか、正常値範囲内だった(141g/dl)。

手術以前に、電解質異常を治さないと危ないため、入院治療することになった。

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●8月2日(木)
入院2日め。面会に行く。
点滴によって、電解質異常はわずかに改善。電解質の補正には最低でも2、3日はかかると言われた。
貧血、わずかに改善。白血球数、わずかに減少。

私の顔を見てもあまり反応しなかったが、お腹を撫でると姿勢を崩した。
表情は昨日より具合が悪そうで、熟睡できていないのか、意識が薄れるのか、うつらうつらしているように見える。瞬膜も出ている。

ごはんは鼻チューブで給餌。

電解質はわずかに改善したが、ここ1週間でここまで悪化しているのもまれなことなので、急死することも十分あると説明される。そのため、自宅に連れ帰ることも考えたが、自宅では点滴の調整もできず、急変にも対応できず、給餌も難しい。回復の可能性も低くなり、看取るのを待つだけとなる。悩みに悩んだ末、ねねの生命力を信じて、もう少しねねに入院治療を頑張ってもらうことにした。

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●8月3日(金)
入院3日め。面会。
電解質異常はやや改善。ここまま順調に改善する見通しはあるとのこと。
しかし、貧血が進行し(18%)、輸血をしないと危険な状態とのこと。輸血をお願いする。

表情は昨日よりやや悪いが、酸素室の窓越しに声をかけると、目を見て何度か鳴いてくれた。酸素室のドアを開けると、嫌なことをされると思って奥へ逃げてしまったが…。

入院時は、食道チューブ設置手術ができるまでの回復を考えていたが、今は電解質異常、貧血がこのまま改善したとしても、その他の状態はとても手術ができる状態ではない。しかし、経口からの栄養摂取は必須なので、入院ストレスから開放させるためにも、自宅で鼻チューブ給餌ができる状態までを、当面の回復目標とした。

ごはんは鼻チューブで半日で60ml食べたとのこと。

夜7時ごろ、主治医から、呼吸が荒くなっているので、すぐに来てほしいと電話あり。家内と一緒にすぐに病院に駆け付ける。
輸血の途中だが、2時間ほど前から段々と呼吸が荒くなったとのこと。体温も37度まで低下。危険な状態だが、輸血を完了すれば持ち直す可能性もあるので、輸血は中止しないほうがいいのではと主治医から言われる。容態が変化したらすぐに駆け付けることにして、輸血を続けてもらう。輸血の完了まで約3時間。

呼吸もやや落ち着き、酸素室の窓越しに、家内のほうを見て何度もヒャーと鳴いた。いったん帰宅する。

夜10時ごろ、主治医から電話があり、輸血が完了し、体温が38.6度まで回復し、とりあえずは落ち着いた状態と伝えられ、とりあえずの安堵。

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●8月4日(土)
入院4日め。
朝、病院に電話で容態確認。呼吸は落ち着いている、体温は39.4度まで上昇。

面会。
呼吸数は落ち着いているが、呼吸の動きがやや不自然。
表情は昨日と変わらず、目が吊り上がって具合が悪そう。昨日よりもさらにぼーっとした感じが強くなっている。
声をかけても向こうを向いたままだったが、家内が声をかけたら鳴いて返事した。お腹を撫でたら昨日より大きくひっくり返って甘えポーズをした。

電解質はカリウムだけはまだ低いが、それ以外はほぼ正常値範囲内に戻った。
だが、これだけではまだ到底食道チューブ手術までは無理。まだ点滴が必要で、やめれば電解質が再悪化する可能性が大きい。
貧血は26%まで改善。
ただ、入院時に既にあった黄疸が悪化。

自宅で鼻チューブ給餌ができるか、主治医に尋ねる。できるが、設置したままだと、かなりストレスになる。鼻水があるので、気道が確保できているかの注意も必要。また、誤嚥やチューブ抜けなどのリスクもある。
退院できても、栄養点滴だけでは先が見えており、たとえ鼻チューブでも経口栄養は必要。

退院させてやりたいが、治療に限界のある自宅では、容態が下降線をたどる可能性が高い。なんとか先の見通しが立つ状態まで回復させたい。

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●8月5日(日)
入院5日め。
午前中、病院に電話。ねねの状態は昨日と変わりないとのこと。

面会。
呼吸は昨日より、やや落ち着いている。
表情は昨日と変わらず。しかし、声を掛けても向こうを向いたままで反応せず。撫でていたら目が覚めたのか、やっと反応した。

電解質に変化はなく、悪化もしていないが、改善もしていない。
貧血は正常値範囲内に改善(28%)。

昨日、留置したままだった鼻チューブは、ねねが嫌がって手で取ってしまったという。再び、給餌のたびに設置しているという。

退院させるかどうか、非常に迷っていることを主治医に話し、今のねねの状態で退院した場合に、自宅で必要な処置について確認する。
点滴は機械(輸液ポンプ)も借りて行う。薬は経口では無理なので、点滴留置針から注射で流入する。鼻チューブは試してみる。今のところ必須でないが、呼吸が悪化した場合のために酸素室。

退院させれば、入院のストレスはなくなるかもしれないが、回復の可能性も狭めてしまうかもしれない。
回復の可能性にかけて、もう少し入院させることにする。
もう少しだけ頑張ってと、ねねに声を掛ける。

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●8月6日(月)
入院6日め。
午前中、病院に電話。状態は昨日と変わりないとのこと。眠っている時間が多いという。

面会。
電解質はカリウムだけが依然低いので、それを中心に補正中。
黄疸はやや改善。
貧血は昨日の時点で正常値範囲内まで改善しているが、輸血の効果であり、時間経過とともに再発するだろうとの見通し。

表情は昨日より悪く、目が吊り上がっているように見える。声を掛けたときの反応も少ない。私の顔を認識しているかどうか怪しい。

電解質などの値は改善しているが、表情を見ると回復しているとは言いがたい。
回復の見通しが付かないのであれば、いつまでも入院させておくわけにもいかない。
いつまで入院させるのか、決めなければいけない段階。

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●8月7日(火)
入院7日め。面会。
今日は、声を掛けたのにすぐに反応して鳴いてくれたのだが、どうやら入院中のうるさく吠えるワンコがいるせいのようだ。
表情は相変わらず、きつい目つき。

電解質は依然カリウムだけが低い(ナトリウム:146mEq/L、カリウム:2.4mEq/L、クロール:104mEq/L)。
貧血は早くも悪化し始めた(24.7%)。

鼻チューブにより給餌量は1日平均50ml。1日90mlはあげたいが、ねねの状態を見ながらあげていると、どうしてもそこまで達しないという。

今日は診察台の上を歩いて、酸素室に戻りたいというような動きをしたという。面会時も酸素室で、姿勢を変えるためにしばらくの間、立ったままでいた。

血液検査の値のほか、全体的な様子を見ても、やっと現状維持か、貧血はやや悪化し始めた。これ以上の回復は見込めないのかもしれない。明日も容態に改善が見られなかったら、主治医に相談して退院するかどうか決める。

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●8月8日(水)
入院8日め。面会。
表情は昨日と変わらず。声掛けには反応した。

電解質は依然カリウムだけが改善せず。その他、大きな変化はなし。

これ以上入院させていても回復は見込めそうもない。退院すれば治療の質が落ちるので、悪化するかもしれないが、うちという落ち着ける環境で過ごすことで状態が上向きになるかもしれないことに賭け、退院させることを決断。

主治医には、自宅での鼻チューブは勧められないと言われたが、経口で栄養を取れるかどうかはねねの生命線なので、実施することにした。鼻チューブを毎食時に設置することは、素人にはできそうもないので、鼻チューブを設置してもらい、給餌方法を教えてもらう。
点滴装置の使い方を説明してもらう必要があるので、夜、退院することにした。

そして、夜、退院のために病院へ。
ところが、ねねを見に行くと、頭をガックリ落としたような姿勢になり、目付きもおかしく、呼吸も荒い。主治医を呼んで、鼻チューブを取ってもらい、様子を見る。それでもおかしく、危険な状態だと思い、家内に電話してすぐ駆け付けるように言う。

呼吸数が著しく少なく、目が白濁したような色で、力がない。死ぬ間際の表情に思え、遂にそのときが来てしまったと感じた。
家内が到着したが、さらによくない様子になった。息が苦しそうで、二人で「ねね、ねね」と声を掛けても反応はない。時折、発作的に首を持ち上げてより苦しそうな仕草をするときもある。
せめて自宅で看取りたかったが、とても連れて帰れる容態ではなく、このまま病院で看取ることを考えた。

主治医と看護師さんが、腕の中で看取れるようにと、診察室を用意してくれた。
ねねを診察台に乗せて、マスクを当てて酸素を吸わせながら、様子を見る。
既に炎症が脳まで達しているのか、小さな痙攣のような動作も出てきた。

主治医は、このまま神経症状が増えると苦しむかもしれないから、鎮痛剤の注射を使うかどうか提案してきた。鎮痛剤を打てば、痛みは和らぐが、これだけ弱っている状態で打つとそのまま死ぬこともある。が、それは痛みがなくなり、意識も薄い中での死だという。つまり、安楽死の方法でもあると、説明してくれた。

苦しそうな姿を見ていると、どんなに生き長らえたとしても1日、2日だろう。楽にしてあげたいとも思うが、ここまで頑張らせたのも私のエゴなら、安楽死も私のエゴ。注射して息を引き取ったら、まだ生きていられたのではと後悔すると思った。苦しそうとはいえ、ねねの命の火はまだ消えていないと思えたし、同じエゴでもねねを頑張らせるほうを選んだ。

15分ぐらい経っただろうか。かなり力強く動くようになってきた。呼吸も苦しそうではあるが、呼吸数は持ち直してきた。これなら連れて帰れるかもしれない。
しかし、ガクッと動かなくなる時間もあり、点滴は付けたままでなければ危ないので、点滴装置の使い方を教わる。

ねねの体を動かしただけでも体力を消耗させるので、ねねをそっと車まで運び、一か八かの賭けに近い帰路に就く。ねねに「頑張れ、もうすぐおうちだよ」と何度も何度も話しかける。
自宅に着くと、レンタルしておいた酸素室にねねを入れる。

ずっと、そばでねねを見守る。
呼吸は苦しそうだが、ある程度落ち着くときもある。
酸素室はお気に入りの寝場所に置いたが、一度だけ「あれ、ここは見覚えあるな」という顔をしたときがあった。
しかし、神経症状なのか、突然立ち上がり、酸素室に頭をぶつけるほどの勢いで、よろけながら数歩歩いて姿勢を変えようとする、発作的な動作をする。これを断続的に繰り返した。

そんな中で、呼吸数が非常に少なくなり、苦しそうな声を出したことがあり、これが最期だと感じて、家内を呼んで見守っていると、また少し落ち着いた状態に戻った。
その後はまた、先の発作的な動作を繰り返す。

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●8月9日(木)
日をまたぎ、介抱を続ける。
まだ、発作が出たり、落ち着いたりを繰り返す。
発作のたびに、酸素室の扉から手を入れ、ねねの体を擦って、少しでも気持ちが落ち着けるようにする。

明け方、それまで目が吊り上がってつらそうな表情をしていたのが、急にクリッとした目付きに変わり、ペタッとしていた体中の毛がフカフカになって、以前の可愛さが戻ったように見えた。
これは、先代シロが死ぬ6時間前に見せたのと同じ現象だと思った。

ずっと発作を30~60分に一度ぐらいの頻度で繰り返しの中、まだ死なないよと思いながら介抱し続けたが、気が付けば一晩中、発作で苦しんでいることになる。
退院時の様子から、ねねはもっと早く死んでしまうだろうと想像していた。
こんなに長く苦しむなら、やはり鎮痛剤の注射をもらっておくべきだった。病院が開いらたら、すぐに鎮痛剤注射をもらいに行こうと考えた。

そう考えてから、さらに時間が経ち、あと2時間で病院が開くなと思ったころ。
また発作が起きた。しかし、今回のはそれまで見られなかった小刻みな痙攣を伴っていた。
家内を呼んで一緒に見守っていると、家内も今までとの違いを察して最期だと思ったのか、何度も大きな声でねねに呼び掛け始めた。
酸素室の扉を開け、家内と二人でねねを撫でながら、「ねね、ねね!」と呼び掛ける。もう、「頑張れ」とは言わなかった。十分過ぎるほど頑張ってくれたから。
「ねね、うちに来てくれて、ありがとう」「たくさん頑張らせて、ごめんね」「ねねと一緒で本当に楽しかった」
何度も何度も思いを伝えた。

それまでの発作と同じぐらい、3、4分経ったころ、これまでの発作と同じように治まるかと最後の期待をした。
しかし、ねねは体を大きく仰け反るように姿勢を変え、そのままゆっくりと呼吸がなくなっていった。
7時10分、ねねが息をしなくなった。

死ぬ間際はもっと大きく長く苦しむかと想像していたよりは、それほど苦しまずに逝けたのは唯一の救いかもしれない。
でも、長い入院、そして退院して一晩も頑張らせてしまった、苦しませてしまったことはひどく後悔した。

後悔はしたが、そのことをねねに謝ったら、せっかく頑張ったのに…とねねはがっかりするだろう。
だから謝るのではなく、感謝を伝えたい。


ねね、頑張ってくれて、できるだけ長い時間一緒にいてくれて、ありがとうね

ミミ、ミケ、シロ、1歳になる

2012.09.25 (Tue)
今日は三兄弟ミミ、ミケ、シロの誕生日。保護猫なので誕生日は推定。1歳になった。

猫コロナウイルスの検査は4月以来していないので、その間にねねから感染している可能性はあるが、今のところ健康上の問題はない。ケンカ(遊びの延長)による傷が絶えないことと、ミミとミケが肥満なのは困ったことだが……。

保健所で殺処分されてしまう子、警戒区域で人知れず死んでいく子が膨大な数いる中で、お前たちは助けてもらってよかったね。うちの子になれたのも、パンチが残り少ない猫生だったにもかかわらず、寛大に受け入れてくれたおかげだよ。よかったね。

ねねが誕生日を迎えられなかったから、余計に誕生日が貴重に思えるようになった。ねねは楽しい時間を少ししか過ごせなかったから、お前たちはねねの分も楽しく長生きするんだよ。

ミミ、ミケ、シロ。誕生日おめでとう。


せっかくの最初の誕生祝いなので三匹綺麗に収まった写真を撮りたかったが、一緒になるとこの有り様。お前たちらしくていいか
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